先日、我が家に起こった病気の話です。
5歳の幼稚園児が腸風邪にかかりました。
腸風邪って言ったら、
パパママにとっては恐ろしい病気ですよね。
いつどこで吐かれるか・・・ビクビクの日々です。
ついでに後処理にも疲れがピークです。
早くこの状況から脱出したいと思う日々です。
なんと、この状況が3週間続きました。
さて何の病気だったのでしょう??
Contents
ノロウイルス、腸風邪だけでは終わらない続くのなら要注意!
初めは仕方ないと思っていても
長く続けば続くほど、なぜ?もしかして違う病気?
心配とは裏腹に、イライラも・・・なんでここで吐く?
子供だって辛いんです。仕方ないんです。
でも、5歳にもなったんだからトイレで吐いてよ!!って
思ってしまったり・・・無理やり吐かないでとか言ったり・・・
もう最低でした。
幼稚園の先生も若干お手上げ状態です。
そらそうだよね。幼稚園のお友達も一緒にご飯食べている横で吐かれたら
気分悪いしね、もらって履いちゃう子だっているしね。
本当に申し訳ない日々でした。
でも、どうしようも無くって・・・
何がいけないの?嫌いなモノがあるから?
もう毎日、頭の中はどうしたら吐かないかなぁ~とか
毎日、今日は吐いた?と吐いた前提のお話。
子供も辛かったと思います。
毎日、今日は頑張って吐かないで食べようと思ったけど
やっぱり吐いちゃった!!がほぼ毎日でした。
ご飯を減らしてもらったり、お友達とは別の机で一人で食べたり
苦手そうなモノは省いてもらったり色々、幼稚園で試行錯誤してもらったのですが
何をしてもやっぱりすぐ吐いちゃうんです。
幼稚園の先生もお手上げ状態になりますよね。
きっと、トラウマになるぐらい吐かれました。
でも、親はもう知らない!!とはできないですからね。
どうやったら吐かないで食べれるか・・・
どうやったら気分悪くならないだろうか・・・
もう、色々ネットで検索してました。
ストレスだろうか?下の子に構いすぎて寂しいんだろうか・・・
なんでこんなに吐くんだろうと。
これまた不思議なことに、お家ではほとんど吐かないんです。
だから、幼稚園が嫌なんだろうかと
もう、考えられること色々考えました。
この時は腸風邪は治っていたので
吐く理由が全く分からなかったのです。
熱も突然の嘔吐もなく、気分の悪さだけが残り給食時だけ吐く状態で
病院では、気持ち悪さを鎮める漢方のお薬をもらっていました。
その気持ち悪さの原因はケトン体でした。
ケトン体ってなに?
アセトン・アセト酢酸・β-ヒドロキシン酪酸を総称したもので、肝臓が脂肪を分解することによって作り出されるものです。
ケトン体とは、脂肪酸やアミノ酸が体の中で代謝されることで作られる物質です。
簡単にいうと、過度なダイエットや絶食で、食事ができず栄養不足の状態になると
脂肪を使って生命活動を行うようになります。
その結果、血中や尿に大量のケトン体が出る状態になります。
ケトン体が出るとどうなる??
吐き気や腹痛などが現れます。
ケトン体が出ている状態が続くと意識障害や昏睡といった緊急治療が必要な危険な状態に至ってしまいます。
ちなみに、ケトン体が出ていると
吐く息が腐敗寸前の果物が出すような匂いがすることがあるそうです。
言われてみればそんな匂いがしていたような・・・
私が感じた嘔吐以外の症状は、まず元気がない!!
だるそう、食欲がない、頭が痛いって感じでした。
これまた、夏バテに似た感じなんです。だから余計に分かりにく。
これが冬だと分かりやすいのかもしれませんが・・・
でも、明らかに今までと違うのは感じました。
ケトン体ってどうやって分かるの?
尿検査で分かります。
陰性(つまり尿からケトン体が検出されない)ならば正常となります。
尿中にケトン体が含まれていると「陽性」となります。
ケトン体の尿検査は(+)から(+++)まであります。
うちの子は(++)でした。
(+)でも相当しんどいようで、(++)なんてほんと辛かったと思います。
って、病院の先生に言われました。
うちの場合は、点滴をしながら尿を何度が検査してもらい
ケトンが出なくなるまで点滴を続けました。
お陰様で、点滴後すぐお腹が空いたと!!
今まででは考えられない元気な笑顔で言ってくれました。
点滴ってほんとすごいなぁ~としみじみ感じました。
子供は元気が一番!!
妊婦さんにもありえるケトン体で妊娠悪阻
妊娠悪阻とは
つわりの症状が持続的にみられ、ひどく悪化した状態を妊娠悪阻といいます。
「妊娠悪阻(にんしんおそ)」
妊娠悪阻は、つわりとは違って
何度も嘔吐を繰り返し、ほとんど食事ができないという状態が1日中続くのが特徴です。
水すら飲めないってぐらいの嘔吐回数なら
できるだけ早く産婦人科を受診しましょう。
ケトン体がでない様にする方法とは
嘔吐が続くと気分が悪くあまり食べれないと思いますが
ジュースを飲ませてあげるのがいいそうです。
りんごジュースとかぶどうジュースとか
子供が好きで飲みやすいものを飲ませてあげてください。
柑橘系のオレンジ(みかん)やグレープフルーツは
さらに吐き気が出てしまうので要注意です。
子供の病気に気づくためにまとめ
まず、様子がおかしいと少しでも思ったや感じた時は
すぐ病院に連れて行ってあげてください。
子供が大きくなるにつれて、大人の感覚で大丈夫と判断してしまいがち
そうではなく、なんかおかしいと思ったら必ずすぐ病院に連れて行ってあげてください。
どうしても、忙しさに惑わされて
明日も様子が違っていれば病院に行こうと思いがちですが
やっぱり、素人では分からないことばっかりです。
ケトン体???だったし。
元気がない=何か体で異変が起きているってことですものね。
私がそうでした、こんなことで病院行かなくっても・・・
いつも、しんどそうにしている訳でもなく
元気よく走りまわっている時もありました。
でも、楽しいことが終わると『しんどい、気分悪い』でした。
もう夏バテとしか思えませんでした。
でも、これは大人の感覚でそのうち治るわぁ~としか思っていませんでした。
しかし、病院に行ってこんな状態を伝えると
先生は尿を取る前から分かっていました。
きっと、こんな状態だと思うので尿検査してみますね!と的中でした。
もっと早く、病院に連れて行ってあげてたら
もっと早く元気にさせてあげれたのにと後悔ばかりでした。
子供は体が小さい分、命に係わる病気だって潜んでいるかもしれません。
大人の判断ではなく、あの時もっと早く病院に行っていれば・・・
とならないように、病院に行って何もなければそれで安心するんですから。
親御さんの安心を得るためにもすぐに病院に行ってくださいね。